釣りの初心者が魚について意識すべきこと




 

釣りの初心者が魚について意識すべきこと

 

釣り初心者は魚を知らない

私が大人になって初めて釣りに出かけた際、全く想像出来ていなかったもの、それが魚の気持ち、魚の考え方、それに基づく行動です。

 

魚は何を思い、どんな視点でどんな事を見たり感じたりして行動しているのかという点に関する想像力が全く働いていなかったのです。

 

これが分かっていないと釣るための力は、まだまだ小さいものと思います。

 

釣り方を覚えるということは、魚について知るということでもあると思います。

 

よって、ここでは魚について掘り下げたことをまとめておきます。

 

魚には手が無い。ここから見えてくること

我々人間には手がありますが、魚には手がありません。

 

これは何だろう?と思って、手を出して触ってみるなんていうことは魚には出来ないのです。

 

その代わりに魚は口先で触っているそうです。

 

だから、口先で獲物を触って確認するということは、食べられるものかどうかチェックしている状態だということですね。

 

この口先、くちびる部分には味蕾(みらい)という細胞があるため、獲物の味を口先でチェックすることが出来るようになっていると考えられているようです。

 

よって、まずは口先で味や固さ、動きなどをチェックして、総合的な判断で喰いつく、喰いつかないを決定しているようです。

 

もちろん、この判断の前には視覚的な判断で食べることが出来るものだという判断が出来ていないことがあるはずです。

 

魚の触るという行為に関して、口先を使っているということがありますが、よく考えると、これだけではないですね。

 

だって、魚は常に海水と接触して生きているわけですから。

 

魚は自身の体表でも色々なことを感じ取っているのだそうです。

 

体表でも味覚を感じる細胞があるそうです、くちびるや口内だけでなく、体表でも味を感じているようです。

 

体表で、水流の早さや方向などを察知したり、温度や海水の質(塩分濃度等)を把握しているようです。

 

潮周りが良いときには魚が釣りやすいことがあると思いますが、魚にとっては水流の早さや温度、海水の質などを総合的に判断して、獲物が獲得しやすい状況を察知したり、把握しているのかもしれません。

 

それで、魚の活性が上がり海面をピチャピチャと飛び跳ねている状況につながっていると考えられます。

 

さらに、海水と体表が常に接触している魚は、嗅覚も常に海水と接しています。

 

海水の質を臭いでも常に感じ取っていることになりますね

 

海水の質について、魚は非常に多くの情報を常に得ていることになると思います。

 

この中で実際に獲物を見つけたとしても、手で獲物を取ってから口に運ぶことが出来ないので、海水の流れと一緒に流れてくる獲物を見つけて捕食することが多くなると思います。

 

よって、釣るときには獲物とするものの柔らかさや固さ、臭い、移動させる方向が釣るための戦略として、活用できると思います。

 




 

魚には隠れる部屋が無い!!から見えてくること

人間はカギをかけて、自分の家の中で安全や安心を確保することが出来ますが、魚にはそういったものがありません。

 

24時間、常に大きな捕食者から食べられてしまう危険性があるのです。

 

でも、自分にとっては好都合な部屋を持っている魚もいます。

 

海底の岩の下や、岩と岩の間、テトラポッドの間などです。

 

大きな魚から逃れることが出来るため、こういった場所には魚が長く住み着きやすい。

 

この隙間に入ることが出来る魚の中で一番大きな魚であれば、非常に好都合です。

 

だから、釣り場を選ぶ際には、そういうポイントをおさえておくことも武器になるはずですね。

 

釣りをする際には藻類などで根掛かりが気になる場所にも、魚は住み着きやすいと考えられます。

 

さらに、岩場の浅瀬なども大きな捕食者から身を守りやすく、同種類の魚が住み着いていることが多いと思います。

 

それから、晴れ渡っている昼間は遠くから自分の姿を察知されやすいため、小さな魚であるほど、真っ昼間は出来る限り身を隠せる場所で、じっとしていることが多いようです。

 

よって、魚を釣るなら昼間より夜。これが基本。

 

特にジッと我慢していた昼間から夜に向かうタイミングの夕マズメの際には捕食活動が活発になり、魚釣りに適したタイミングであると言えます。

 

さらに、昼間に身を隠している場所で運良く獲物が入ってきたら、そこで勢いよく喰いついていることは想像しやすいことです。

 

昼間の釣り場選定、ポイント選定時には、魚の立場に立って、釣り場全体を見まわしてみるとよいかもしれません。




 

魚は光や音に敏感

魚は光、そして音も敏感に察知しているようです。

 

そのため、夜釣りの際などは釣り場周辺も静かなことが多く、いきなり大声で話したりすると魚は警戒してしまうことでしょう。

 

夜釣りの際には、光や音が一定に保たれていることが非常に重要になってくると思います。

 

夜釣りの際に、懐中電灯などの光に注意するように言われたことがあるかもしれませんが、これは本当に大切なことだと私も今は思っています。

 

我々が思っているよりも、海水中にいる魚には音が伝わっているようです。

 

水面に何かが落ちる音も非常に敏感に察知しているようです。

 

だから、撒き餌の効果は臭いなどよりも前に、聴覚的に魚を刺激し、視覚的に餌を知らせているところに始まりがあるのかもしれません。

 

その餌を本当に食べることが出来るものかどうかはまだ判断が付いていなくても撒き餌に興味を持った魚は、そこに集まってくることが期待できます。

 

ですので、興味を持つ音と、警戒する音があるようです。

 

撒き餌を撒いたときに発生する音は、魚の捕食活動を刺激する音になっているということですね。

 

光、音、ともに興味と警戒の材料になるため、釣りをする際にはどのように光を利用したり、どのように音を利用するのかという点も意識しておくと釣果にプラス効果が期待できると思います。

 




 

魚は周囲の動きに反応する、つられて動く、群れで生活

 

ジグサビキが非常に有効なのは、魚はまわりの魚に影響されて動きやすいという性質があるためと思います。魚は自分のまわりが餌に喰いついていると、自分も喰いつけ!!となりやすいようです。

 

少なくともジグサビキと、たんなるサビキ釣りとでは釣果に明確な違いが出るなという印象を私は持っています。

 

ジグサビキは魚の性質をしっかりとおさえた仕掛けになっているため、多くの釣り人が利用するのだと思います。

 

魚の睡眠について

魚も眠るようですが、その睡眠が一体何を意味するのかはあまり分かりませんね。海に住む魚は常に海水に身体を包まれて生活しています。

 

常に外敵に襲われる可能性があるため、人間の睡眠のようなものではないのかもしれませんね。起きているけど動かないとか、寝ているけど身体全体で感じている感覚だけは鋭敏な感覚を残していているとか、人間とは異なる睡眠であることが想定されますね。

 

であるとすれば、こういった睡眠状態にある魚を釣り上げるためには、ジグサビキのような仕掛けで他の魚の動きを見せたり、集魚剤等の利用により鋭敏な感覚を刺激したりすることが有効であると考えることが出来ますね。

 

魚の睡眠を想像することで、魚を釣る際の仕掛けにもっと有効な戦略を加えることが出来ると思います。

 

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